土日を利用して台東リバーサイドスポーツセンター 屋外プール、いわゆるリバプーに行ってきた。
リバプーに行くには浅草駅を出たら隅田公園に沿ってひたすらまっすぐ。10分くらいかかってしまい、気が付いたら汗だくになっていた。隅田公園を抜けるとスポーツセンターが見えてくる。体育館やジムが併設されており、部活動に勤しむ若い子らで溢れている。その裏手にリバプーの入り口がある。大人プールと子供プールがあるが、目当ては大人プール。入場料は一時間200円と良心的な値段。しかしもう券売機の前の列にお仲間がチラホラ見ることができる。それもお前らどこから出てきたんだよと聞きたくなるようなデブホモばかりだ。身体、そして顔から肉が溢れているようなデブだ。もちろん短髪。メガネをかけているデブホモもいる。
地下の入り口を降りてロッカーに進む。ホモは奥のロッカーを使うことが多い。100円を入れて鍵をかける。この100円は後で戻ってくるタイプのロッカーだ。水回りはどうしても不衛生になりがちだが、区民プールとしては綺麗な方なのではないかと思う。
デブホモに人気のリバプー
地上にでるとそこはデブホモの楽園だった。手前から遊泳エリア、競泳コース、そして遊泳エリアとスロープで分けられている。奥の遊泳エリアはホモしかいない。それも風船爆弾みたいに丸々と超えたデブばかりだ。複数人のグループ、二人組、お一人様。それぞれ肥えに肥えたデブが集まり、遊泳エリアを覆い尽くしている。その光景は養豚場のように異様である。
ノンケは手前の遊泳エリアで遊んでいて、うまく住み分けができているが、やはり苦情が寄せられるという噂は昔からちらほら聞いている。「男同士でくっつかないで」と注意する監視員の声が響いたこともあったし、血の気が多いノンケがホモに罵声を浴びせている場面に出くわしたこともあった。
奥のプールサイドでは砂浜に打ち上げられたクジラのようにデブホモが寝ながら日焼けを楽しんでいる。体積に対してその水着の面積は圧倒的に小さい。そして派手。あんなはち切れそうな水着を纏ってデブホモはなぜリバプーに集うのだろう。
1 浅草がゲイの街
浅草は言わずと知れたゲイの街だ。初音小路や国際通りにゲイバーが点在する。年齢層は40代以上、いや、50代や60代がメインか。そんなわけで店を上がったホモが暇つぶしがてら来ているのかもしれない。ちなみに浅草にも何件か有料ハッテン場がある。唯一まともだったアンロックは潰れてしまったが。
また、上野からも近いので上野のゲイバーの客層もちらほら見かけたりする。リバプーのホモのわりに若いなと思ったら上野のガタイ系ゲイバーのコミュニティーから来ている人だというパターンもある。
2 デブは水中の方がラク
80キロ、90キロ、そして千と千尋の神隠しに出てくる大根のお化けのように肉を垂らした三桁デブがリバプーには集まっている。どのデブもサモアから来た力士のようだ。その体重を構成するのが筋肉なのか脂肪なのかは知らないが、中には膝が悪そうなデブ、杖をつきながら来るデブもいる。そんな体の重いデブが唯一楽に動けるのが水中なのかもしれない。身体が重く、血圧や尿酸値、コレステロール値など健康問題を抱えた彼らでも自由に動けるのがプールなのだ。
3 汗も流れるからデブ特有の体臭からも解放される
やはりデブは汗臭い。でもプールに入っていれば体も冷えて汗をかかなくてすむし、汗をかいたとしてもすぐに流れる。いつもはその体臭に悩まされるデブたちが体臭から解放されるのもプールなのである。「臭い臭い」と馬鹿にされきた、崩れたババロアのようなデブがそのコンプレックスから解放されるのがプールなのである。
4 デブが許されるプール
デブというのは社会では馬鹿にされている。「欲望を抑えることができない」「自己コントロールができない」「豚」「トド」。
しかしゲイ社会においてはデブは一部の層からもてはやされる。そんな価値観がそのまま移行したリバプーはデブが受け入れられる(とデブホモが勝手に信じ込んでいる)場所なのである。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という心理と同じか。
ホモとプール、その親和性はやたらと高いが、近年はその関係性も崩れてきている。元プーでは際どい水着が着れなくなり、芝プーには苦情が寄せられたことが話題になった。確かに公共施設である区民プールを醜いデブホモが我が物顔で占拠するのは地元住人からしたら見苦しいだろう。「ゲイ専用施設では決してない」、当たり前のことを今一度認識し、ある程度の節度を持って利用したいものだなあと無数のデブホモを眺めながら思ったのである。
twitterで「リバプー」画像を検索